徳島県 (Tokushima-ken)
四国の東部に位置する. 県北部は粟が多く収穫されたことから「粟国」(あわのくに)、県南部は「長国」(ながのくに)であったが、後に統合され、令制国では阿波国(あわのくに)と呼ばれていた. 大鳴門橋・明石海峡大橋や南海フェリーなどで関西との結びつきが強い. そのため県として近畿地方の影響を強く受けており、経済や方言(阿波弁)の面で顕著である.
吉野川や那賀川、四国山地、讃岐山脈、紀伊水道をはじめとする自然が多く残っており、鳴門の渦潮や祖谷渓、大歩危・小歩危、阿波土柱などの観光資源や、江戸時代より約400年の伝統がある阿波踊りなどの文化を有する. 産業では農作物(すだち、にんじん、鳴門金時など)と畜産(阿波牛、阿波ポーク、阿波尾鶏)、化学工業が盛んである.
県北部を横断する吉野川は、四国山地と讃岐山脈の間を縫うように流れ、紀伊水道に流れ注ぐ. また、吉野川に沿うようにして徳島平野を形成している. 吉野川の流れるラインは、中央構造線とほぼ一致している. 県西や県南西は険しい山々が連なる.
豊かな自然と先進的な技術に支えられる一方で、少子高齢化や若者の都市部への流出に伴う著しい人口減少や、近い将来起こると予測される南海トラフ巨大地震などの課題も抱える. 2000年以降人口は急激なペースで減少しており、徳島県の徳島ビジョンによると 、2025年に70万となる予想である. 明石海峡大橋開通後の買い物客の神戸・大阪への流出も激しく、2020年に徳島市にあった徳島そごうが閉店したことで、山形県とともに一時的に県内に百貨店が存在しない県となった(その後跡地には三越が出店).
地図 - 徳島県 (Tokushima-ken)
国 - 日本
日本の国旗 |
全長3500キロメートル以上にわたる国土は、主に日本列島 および千島列島・南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などの弧状列島により構成され 、大部分が温帯に属するが、北部や島嶼部では亜寒帯や熱帯の地域がある. 地形は起伏に富み、火山地・丘陵を含む山地の面積は国土の約75%を占め 、沿岸の平野部に人口が集中している. 国内には行政区分として47の都道府県があり、日本人(大和民族・琉球民族・アイヌ民族 ・外国系の人々)と外国人が居住し、日本語を通用する.